朝のお集まりについて
朝のお集まりについて
毎朝行う、朝のお集まり。
ちょっとした日常のルーティンにも、潮見幼稚園の、深い意味が込められています。
一つ一つの意味を簡単に説明します。
輪になって座る
- 朝のお集まり、帰りのお集まりは、丸いじゆうたんの上に輪になって座ります。輪になることは、どこに座っても誰もが自分と他者を平等に意識することができます。
誰もが、輪のバランスの中心にいて、誰もが大切にされている座り方なのです。
ライア-
- ライアーの優しい音を聴きながら、朝のお集まりが始まります。
ライアーの音色は、どんなに他のことに気を取られていても、子どもたちの聴覚を目覚めさせます。子どもたちが思わずその音に聴き入る不思議な音なのです。大人も子どももライアーの音に魂を癒されます。
(例えば保育室では・・・それまで騒がしかった雰囲気が、ライアーの音色で自然と静かな雰囲気に変わるのが体感できます。また、ライアーの音が風になったり、虹になったり、子ども達の想像の世界を広げています。)
ろうそく
- ろうそくに火を灯し、その優しい光を見ながら、穏やかな静けさの中で、心を集中してお集まりを行います。
蜜ろうろうそくの甘い香りは、空気を浄化し、子どもを元気にします。
銅球
- 銅は熱を帯びやすい金属です。その特性を活かして銅球回しをします。
最初は冷たい銅球が、教師から最初の子どもに渡され、人の手に渡って行くたびに段々と温かくなります。受け取った相手に人の温かさやぬくもりを伝えていくのです。
また、銅球は、先生の『大切な宝物』と子どもたちに話しています。『大切な宝物』は、受け取る子どもがいて、初めて渡すことができます。渡す方も受け取る方も、深く相手を意識して、相手の存在を尊重する心を育てるのです。物を大切に扱うことは、このような毎日の銅球回しからも身に付きます。