本園では、「りんごろうそく」という行事を大切にしています。
園や学校によっては、アドヴェントガーデンとも呼ばれています。
園ではこの行事を通して、1年の子どもたちの成長や子どもたちの今(性格や特徴、心の内など)を感じます。
この日は、
暗いおへやの中に、桧葉で作られたらせん状の庭があり
渦の中心には、大きなろうそくの火が灯っています。
その中心のろうそくの火を
こどもたちひとりひとりが
自分のりんごろうそくに灯していきます。
練習などありません。
年長児は、昨年を思い出しながら
年中児は、年長児の動作を見ながら
それぞれの足取りで向かいます。
上手にできることや完璧を求めることなど一切なく
今できることをもって取り組みます。
子どもたちは「動」の活発さや明るさなども好きですが
この「静」の時間も好みます。
呼吸をするように「動」と「静」を繰り返します。
それは、生活リズムを整えることに繋がります。
さて、この日の子どもたちは
お家でもろうそくに火を灯すことを楽しみにお家へ帰っていきました。